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■クリス編第1章[2002.07.17-20]
凱旋パレードを終えたクリスは、その状況の割に浮かない顔。
先の戦いで亡くなった騎士団団長、副団長の葬儀もまだなのに、こんなお祭り騒ぎの中心で英雄に祭り上げられている事に耐えられないようです。
女ながらに騎士を志すくらいですから、流石に自分というものをしっかり持った、生真面目な人みたいです。

評議会に呼び出されたクリスはさっそく次の指令を受け、グラスランドのシックスクランとの交渉に赴くことになるのですが、この評議会メンバー胡散臭い事と言ったらないです。ゼクセンの騎士が忠誠を誓う場所であるにもかかわらず、まるでこの評議会の中で周り全てが敵であるような息苦しさを感じます。
「この日、この場所を与えたもうた女神に感謝を。」
と言いつつ、全く感謝なんて出来ない様子で退出するクリス。

彼女が退出した後、評議会メンバーが、
「”英雄”が永遠に”英雄”でいられるのは
 その栄光の中で死を迎えたときだけ・・・・
 ですからな。」
などと言っているのですが、よもや団長達が死んだのは貴様らの陰謀ではあるまいな?
それくらいのことやりかねない、黒っぽい雰囲気漂わせてます。
清廉なクリスには辛いところでしょう。

さて、評議会の帰りサロメとボルスに生家の前まで送ってもらい別れると、ここからフリープレイになるのですが、町の外に出ることが出来ないのであまりやれる事がありません。
騎士団長代行だけあって、装備は買い換える必要がない程度良いものだし、イベントもないし、町の人達も似たり寄ったりの事しか言わないし。
やっておきたいのは、ちょっとばかり武器を鍛えておくくらい。

せっかく20万ポッチもあるのに。
そうっ、クリスってば最初っから20万ポッチもあるんですよ!?
ヒューゴ編とはえらい違いだよ、この金額。地位ある人は違うね。
ちなみにクリスは宝くじ買えません。
そんなもの買う必要のない環境で育ってきたんだなぁ。
もともとそれ程お金に執着なさそうではあるけど。

生家に戻って休むを選択すると、翌日、出立の日になります。



出立前に門前に集まる”誉れ高き六騎士”。
今回はレオとパーシヴァルを町に残し、クリス、サロメ、ボルス、ロラン、ルイスの5人の旅立ちとなります。
珍しく待ち合わせに遅れてくるサロメに「ついに、サロメどのも恋人をつくられたか?」とからかうボルスですが、サロメは否定し、更にパーシヴァルには「サロメどのは、われらが女神にご執心さ。」と返されてしまいます。

やぁ、なんですね。この人達、クリス好き過ぎ(笑)。
”誉れ高き六騎士”って「クリスとその親衛隊」の間違いじゃないの?(笑)
「われらが女神」とか平気な顔して言うなよ、このロマンスさんめ!(笑)
まぁクリスは文武両道、才色兼備、誠実な上、情も厚そうだから好きになってしまう気持ちもわかるけどね。
町の人達にも大人気だったし。

一行はゼクセンの森を通ってブラス城に向かいます。
行き倒れポイントによると、クリスはそれを憐れむだけで装備を漁ったりはしません。
ここでもまたまた、クリスの育ちの違いが。
騎士だけあって馬に乗っての移動ですが、馬を駆るとあっと言う間に森を抜けてしまいます。流石に速い!

しかも馬の動きがいい。
馬だけじゃなくて、動物や人間の仕草などがかなり本物っぽくつくってありますよね、『幻想III』。
よく頑張りました、という感じで。
あとは女性キャラの顔をもう少し何とかしてくれたら、ポリゴンも及第点。
このあたりは次回作に期待です。

ブラス城の城内に入ると、ビネ・デル・ゼクセへと向かうヒューゴ達と行き会います。
ルルにぶつかってしまったルイスの非礼を詫びるクリスですが、あれってどちらかと言うとルルがよそ見をしていたような気がするのですが。
次期騎士団長たるクリスが、辺境の一民族の子供に軽々しく頭を下げては士気に関わるというロランの言い分もわかるのだけど、そういう立場とか身分とかに関係なく、非を認めることの出来るクリスが好きだなぁと思うし、そのままであって欲しいと私は思います。

この後のフリープレイでグラスランド側の城下町にいくと人だかりが出来ています。
何事かと近づくと、グラスランドからの使者デュパがボルスと言い争って……いや、ボルスが一方的に噛み付いているので、その場に割って入るクリス。
使者からの言づては……? 何、どう言う意味? リザードって詩人?
わっかんねー、と思いつつ知ったかぶりして「わかった。応じよう。」と答えておく(爆)。
あとでちゃんとサロメが言づての意味を教えてくれます。

ここで「なにを言っている?」を選択すると、帰り際のデュパのセリフが変わってこっちの方がちょっと面白いかも。
実はボルスが「おまえ、あの女にホレてるのか?」と話しかけられてまた怒るんですけど、それって図星だから?(笑)
まぁ、本人の前で言われても答えようがないよねぇ。
クリスはそのての感情にあまりするどそうじゃないけど、気付いているんでしょうかね。(って、ボルスがクリスに惚れているの決定かいっ)
個人的には、罪な程鈍いクリス超希望(笑)。

自室に戻ってルイスに「わたしは休ませてもらう。」と言うと次のイベントに移るので、その前にしっかり装備を整えておく。
とは言っても、またも1人行動なので自分の分だけですけど。
ブラス城には、クリスのみ使用出来る倉庫があるので余分なアイテムを預けておくのも良いかも。
これまでの展開じゃあ大したアイテムも持ってないでしょうけど。



アムル平原へ休戦協定のため赴くクリス達。
約束の刻限を待つ彼女たちの元へシックスクランのうち、リザードクラン、カラヤクラン、チシャクランの代表者達がそろってやって来ます。
その中には当然ルシアの姿もあって、クリスに「戦場で剣を振るうあんたの姿は、敵でありながら美しかった」と話しかけるのですが、ルシアって強い人間が好きなのかな、そんな感じだね。

それぞれに休戦協定に同意し、お互いに何やら儀式をするらしいのですが、この儀式というのが謎です。
ゼクセン側が先に儀式を済ませ駐屯地(?)の裏に控えているんだけど、どうしてその場にいないんだろう。
だってこういうものって双方集まってやるのが普通だよね。それに書面にサインするとかじゃないのかな。
どんな作法なのか、そこのところ詳しく、とか思ってしまいました。

駐屯地裏で控えているクリスのところへ、グラスランド側が兵を動かしているとの不穏な知らせが舞い込んできました。
穏やかに終わるはずだった休戦協定が一変、集団戦闘に突入です。
集団戦闘は今回が初めてで、勝手がさっぱりわからない。
サロメが「無闇に攻撃せぬようお願いします。」とか言ってるから、攻撃せず防御しておけばいいのかな?

取り敢えず全員防御で待機。
うっ、逃げても追撃かけてくるんですけど……。
結構HP減っちゃったけど大丈夫か、コレ?
1ターン後、退路出現。
よっし! 全員撤退!!

退路にいるカラヤの戦士にクリスの部隊をぶつけ、これを撃破。
他の部隊を退路に逃がす。
しかし行動後で残ってしまったクリス部隊に、リザードの攻撃が。
なんかリザードが「鉄頭は、狡猾だな!!!!!!!!」とか喚いてるけど、身に覚えないっつーの。

結果。
………………。
………………………………………。
アムル平原にボルスの叫びがこだまする。
「クリスさまぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」
クリス、敗退。

くっ、思ったより難しいな、集団戦闘(>_<)
騎士団強いから力押しでいけると思ったのに、油断したぜ。
セーブポイントからやり直しじゃあ!
今度は最初から全部隊を最後尾まで下がらせて防御。
次ターンで退路が出現したら、まず1部隊をぶつけて敵のHPを半分くらいに減らしたところで防御。
更にもう1部隊ぶつける。

あ、この方法だと危なげなく勝てた。
成る程〜、1部隊に対して2部隊以上で挑めばいいのか。
あとクリスの部隊は使っちゃダメなのね。
クリスを最後のコマまで移動させて、退却成功。

敵の包囲網を突破したクリス達でしたが、包囲の中にはまだ味方が残っている。
彼らを救うため、サロメの策でカラヤの村を急襲することになります。
クリスはルイスと2人、先に仕掛けに入ったサロメ達を追って村に入るのですが、ある家の玄関先に置かれた鎧に目を留め、それが父親の物であることに驚き、そして怒るのです。
「・・・・・こんな村・・・・焼け落ちれば良い・・・」と。

クリスの家の事情はここで初めて出てくる訳ですが、彼女の父親は行方不明になっていたと言うことでしょうか、これは。もしくは、父親の死体だけが手元の届いたとか。その辺りの話、詳しくはいずれ出てくるのでしょうが、非常に気になるところです。母親は早くに亡くしてそうだし、彼女はきっとお父さん子だっただろうな。
父親のこと凄く大好きで尊敬していて騎士を目指したんじゃないかと思うんですよ。

だから、父親がこの地で殺された、その可能性に気づいた時、これほどの憎しみを見せたんじゃないかな。
そして間が悪かったことに、丁度その時感じた殺気に、その怒りと憎しみのままに剣を振るってしまった。
もしこの時クリスが冷静であったなら、ルルの存在にもっと早く気付いていたかもしれないし、手加減も出来ていたように思う。

この場に駆け付けたサロメに促され、クリスは村の裏手から外へ抜けようとします。が、そこで見つけたのは無残に殺された村人達の死体の山。
向かってくる相手以外には剣を向けず、ただ火を放つ事が目的であったにもかかわらず、目の前に広がるのは無差別の惨状だった。
でも、もうわかってるの。コレも陰謀ね?



ブラス城に戻ったクリスは、昨日の交渉が破談になったことについて評議会の招集を受けます。
サロメとロランを城に残し、クリス、ボルス、ルイス(……「ス」繋がり(笑))の3人で向かうことに。
一階に下りると通路でレオとパーシヴァルに遭遇します。

ゼクセン側の城門前でボルスが待っているので、さっそく迎えに行ってパーティに加える。
そのままビネ・デル・ゼクセに行っても良いけど、ここは一度町に戻ってみるか。
装備を整えてスキルアップもはかりたいし。
あ、町中で女性に囲まれて困ってるパーシヴァル発見。
やっぱりもてるんだねぇ、彼は。ボルスとどっちが人気かな。

ちょっと、スキルを上げたかったのでアムル平原でレベル上げ。
騎士、結構強いと思ってたけど、やっぱり人数少ないと少々きつかった。
敵のレベルも上がっているんだろうけど……げっ、エリアボス出現ッ!
ふ、2人しかいないのに〜ッ!
フライリザードって何!? めっちゃ強そうなんですけどっ(>_<)

火系の攻撃っぽいよな、見た目からいくと。
と、取り敢えずボルスに火の守りを唱えさせて……。
あ、あれ? 思ったより攻撃受けない。これならなんとかいけるかも。
見かけ倒し? それとも炎のアミュレット装備してるせいかな。
無事勝ったものの、これ以上2人で戦闘を続けるのは断念。
とっととビネ・デル・ゼクセへ向かうことにする。

途中ゼクセンの森で、フレッドとリコの2人組に出会います。
礼儀正しいのだけど言ってることは唐突なフレッドに、面食らいながらも丁寧に応対するクリス。
いきなり”悪の芽”とか言われてもねぇ。
実はフレッド、”ムダに美形キャラ”という設定の人らしいんですけど、美形にムダなものなどあるものかっ!(笑) 美形はただそこにいるだけで価値あるものなのよ(笑)。

大分回り道の末、ビネ・デル・ゼクセへ到着。
評議会へ行くとしばらく大聖堂(?)で待たされます。
そこでクリスは、昨日の戦いの最中手にかけた少年のことを思いだし、思い悩むのですが……。

クリスのあの行為は、いわば正当防衛です。
それなのにあそこまで自分の斬った相手が子供であったことに驚き、狼狽し、ヒューゴの言葉に返す言葉も見つけられず、ただ「すまない」と言ったクリスの心とは一体如何なるものであったか。
これまで彼女は自分が倒した敵と、それを悲しむものとを見ないで、もしくは考えないようにしてここまできたのかもしれないね。初めて目の当たりにするそれが子供であったために、尚更に堪えた、というところかな?
自分の個人的な感情のままに斬ってしまった事への謝罪、と言うのも考えられますが。
むぅ、この辺りはちょっと微妙。

評議会。
先の戦いの失態で処罰を覚悟してきたクリスでしたが、予想外にもカラヤの村の焼き討ちを賞賛され、正式に騎士団長に任命されてしまいます。
そして評議会は休戦協定の破談を口実に、リザードクラン攻撃の命を下してきます。
どうもこの口実を作るために、わざと破談するよう仕向けたとしか思えないね。
評議会に上手いように踊らされている感の否めないクリスです。
そしてまた「この日、この場所を与えたもうた女神に・・・・・・・・・・感謝を。」
と言いつつ、全く感謝なんて出来ない……以下略。

明朝、市門で待ち合わせることにし、ボルスと別れます。
生家に戻ったクリスは執事に父のペンタグラムを渡され、それをグラスランドの少年が届けてくれた事を知るのでした。



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